こんにちは。個別指導塾Excia(エクシア)江坂校の髙畠です。
もう9月も終わりですね。
夏休みが終わったと思ったら、もう中間テストの時期。早いなぁ・・・。
この時期になると、勉強時間やテストの点数が、いつもより気になる人も多いのではないでしょうか。
「今回は結構勉強したし、点数上がってほしいな」
「やってるつもりやのに、なかなか上がらへん」
期待もあれば、不安もありますよね。
では、そもそも成績って、どうやって伸びていくんでしょうか。
勉強する時間を増やす。問題集をたくさん進める。
もちろん、それも大事です。
ただ、そのときに一緒に確認してほしいのが、「その時間で、何ができるようになったか」ということなんですね。
今日は、そのあたりを少し書いてみようと思います。
目次
できなかったことが、できるようになったか
先に伝えたいのは、ここです。
今まで解けなかった問題や、わからなかった内容を、一つずつできるようにする。
成績を伸ばすための勉強は、基本的にはこの積み重ねだと思っています。
「今日は問題集を10ページやりました」
それ自体はよいことです。
でも、その10ページが全部、もともと解ける問題だったらどうでしょう。
確認やスピードを上げる練習にはなります。ただ、今まで取れなかった問題の点数が、それで取れるようになるとは限りませんよね。
だから、勉強が終わったときに、
「何ページ進んだ?」
に加えて、
「今日、何ができるようになった?」
と振り返ってみてほしいんです。
思考力も、まずは知識があってこそ
「これからは思考力が大事」
「暗記だけでは解けない」
こういう話を聞くと、知識を覚える勉強はあまり必要ないように感じるかもしれません。
でも、そこはちょっと違います。
考えるときには、知っていることを思い出したり、組み合わせたり、「この場合にも使えるかな」と試したりします。
その材料になるのが、知識です。
例えば、数学の文章題。
割合の意味がわかっていなければ、何と何を比べたらよいのかを考えるところで止まってしまいます。
英語でも、単語や文の仕組みがわからなければ、筆者がなぜそう考えたのかを読み取る前に、何が書かれているのかで困ってしまいますよね。
もちろん、覚えただけで何でも解けるようになるわけではありません。
覚えたことを、実際の問題で使う練習も必要です。
ただ、知識が足りずに止まっているのに、難しい問題だけを続けても、同じところでつまずきやすい。
「考えろ」と言われても、考えるための材料がないねん、という状態です。
なので、解けなかったときは、
- 知識が抜けていたのか
- 知っていたけれど、使い方がわからなかったのか
- 問題文の条件を読み落としたのか
ここを分けて考えてみてください。
単語を知らなかったなら覚える。
公式を知っていたのに使えなかったなら、なぜその公式を使うのかまで確認する。
同じ「間違い」でも、次にやることは違うんですよね。
好きな問題ばかりやってしまうのも、わかるけど…
自分ができる問題って、取り組みやすいです。
丸がつくし、ページも進む。
苦手な問題で手が止まっているときより、「勉強したな」という感じもあります。
なので、得意なところをやりたくなる気持ちはわかります。
ただ、そればかりになってしまうと、苦手なところは残ったままです。
数学なら、計算問題はよく解くけれど、文章題になると後回し。
英語なら、単語の確認はするけれど、長文にはなかなか手をつけない。
これでは、得意な問題が多く出たら点が取れる。苦手な問題が多く出たら取れない、となりやすいですよね。
自分の力が安定して上がったのか、それとも今回は得意なところが多く出たのか。
点数を見るときには、この違いも考えておきたいところです。
得意なところの練習をやめよう、という話ではありません。
ただ、そのあとに、避けていた問題にも少し時間を使ってほしいんです。
「解説を読んだ」と「自分で解ける」は、別の話
苦手な問題に取り組んだあとも、もう一つ確認してほしいことがあります。
解説を読んで、
「ああ、そういうことか」
となったところで終わっていませんか?
そのときは納得していても、解説を閉じると手が止まる。
翌日にもう一度やると、また同じところで困る。
それなら、まだ自分で使えるところまでは届いていないんですね。
例えば、間違えた数学の問題なら、
- どこで止まったのか、何を間違えたのかを確認する
- 解説を読んで、式を立てる理由を理解する
- 解説を閉じて、最初から自分で解いてみる
- 日を空けて、もう一度解いてみる
ここまでやってみてください。
答えを覚えてしまった場合は、数字や条件が少し違う問題でも試してみるとよいと思います。
「昨日見たから覚えてる」ではなく、
「こう考えるから、この式になる」と説明できるかどうか。
ちょっと面倒やな、と思うかもしれません。
でも、丸付けをして赤で答えを写しただけでは、その問題は次も解けないままかもしれませんからね。
最高点だけでなく、普段取れる点を上げたい
テストの点数は、毎回まったく同じにはなりません。
問題の難しさも違いますし、出題される内容との相性もあります。時間配分や、その日の調子も関係するでしょう。
その中で私が勉強の目標として考えたいのは、たまたま取れた最高点だけでなく、普段取れる点を上げていくことです。
例えば、こんな場合です。
同じくらいの難しさのテストで、得意な内容が多いときは70点、苦手な内容が多いときは40点だったとします。
そこで、いつも落としていた内容を少しずつできるようにしていく。
以前なら手が出なかった問題にも答えられるようになる。
すると、苦手な内容が出たときにも、取れる点を増やしていけます。
一度だけ高い点を取ることも、もちろんうれしいです。
ただ、受験では当日にどの内容が出るかを、自分で選べません。
だからこそ、
「ここが出たら何もできへん」
というところを、できるだけ減らしておきたいんです。
点数の出方全体を、少しずつ上に動かしていく。
平均して取れる点を上げていく。
勉強は、そういう作業だと思っています。
今日できなかった一つを、次はできるように
成績を上げたいと思うと、新しい問題集を買ったり、たくさんのページを進めたりしたくなることもあると思います。
その前に、今のノートや問題集で、間違えたままになっている問題を見てみてください。
覚えきれていない単語。
解説を読んだだけの数学。
なんとなく選んで間違えた現代文の選択肢。
そこに、次のテストで取れるようになるかもしれない点が残っています。
いきなり全部を得意にしなくても構いません。
ただ、「苦手やから」で、そのままにはしないこと。
今日わからなかったことを、明日は一つ説明できるようにする。
今日解けなかった問題を、次は自分で解けるようにする。
勉強が終わったら、「今日は何時間やったか」と一緒に、「今日は何ができるようになったか」も、確認してみてくださいね。






