
受験生への思いやりとしての「マスク着用」のお願い
この時期だからこそ、みんなに考えてほしいこと。
今日は、教室内で大事にしたい「空気」のお話しです。
それは受験生への配慮としてのマスク着用について。
秋から冬にかけては、風邪・インフルエンザ・胃腸炎など、体調を崩しやすい時期です。
そして今まさに、受験生たちは本番に向けて一番集中しているタイミング。
毎年この時期になると、「あぁ…今年も緊張する季節が来たな」と思います。
「自分は元気だから大丈夫」では済まない
中高生のみんなに覚えておいてほしいのは、
「自分は大丈夫」 と 「周りが安心できる」は別の話
だということです。
受験生は少しの咳や鼻声でも気になります。
「これ大丈夫かな…本番までに治るかな…」と不安が走ります。
健康そのものの人に悪気がないのはわかっています。
ただ、受験直前の子にとっては、それでも気になるものなんです。
試験はたった1日で決まる世界
受験生は、長い時間をかけて積み重ねてきた努力を、 たった1日の試験で出し切らないといけません。
ここで発熱してしまったら、どれだけ頑張ってきても「受けられない」。
そんなことが起きてしまうのが受験の厳しいところです。
だからこそ、 周囲のちょっとした気遣いが、本人にとっては大きな安心材料になります。
塾では毎年のようにこんな相談や様子があります
- 隣で咳をしている子がいて集中しきれない
- 風邪気味で集中できない、眠れない…
- 「自分は平気」とマスクを外してしまい、周りが落ち着かない
どれも小さなことに見えますが、受験生には重くのしかかります。
先生からのお願い
この時期だけは、教室の安心感を守るために、次の点をお願いしています:
- 教室では極力マスクをつける
- 入室後の手洗い・うがいを徹底する
- 体調が悪いときは無理をしない
強制ではありません。
でも、受験生にとっては、こういう気遣いが本当にありがたいのです。
いずれ自分が受験生になる
今は関係ないように思えても、あと1年・2年すればみんな「自分の番」が来ます。
そのときに、 「あのとき周りが気をつかってくれてたんだな」 と気づく瞬間が必ずあります。
その経験は、勉強だけでなく、人としての成長にもつながります。
最後に
受験という勝負は、本人だけで戦っているように見えて、 実はたくさんの支えの上に成り立っています。
だから、この時期だけはほんの少しだけ、 受験生のための「思いやり」を足してくれると嬉しいです。
今年の受験生が、無事に本番を迎えられますように。






