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「まだ早い」なんて言ってる間に——小中学生の学力差が広がっている現実

「まだ早い」なんて言ってる間に——小中学生の学力差が広がっている現実

進学塾・進学予備校Excia|塾長コラム

皆さんこんにちは!このページに訪れていただきありがとうございます!

最近、塾業界の講師と話していたり、新たに入塾してくる生徒さんを指導していたりすると、気になる傾向があります。

それは「勉強が苦手」というよりも、“勉強の仕方が分からない”という子が増えていること。

しかも、それは一部の子どもだけではなく、学力分布の真ん中層にまで広がっています。

保護者の方からもよくこんな言葉を聞きます。

「まだ小学生だから」「本人がやる気じゃないから、中3になってから塾に行けばいいかな」。

でも、今の学校現場を見ていると、正直その1〜2年の遅れが、決定的な差になると感じることが多いです。

タブレット時代に進む“書けない・考えられない”現象

全国の公立小中学校でタブレット端末が配布され、ICT教育が一気に進みました。

これは本来とても良いことです。調べ学習、プレゼン作成、オンライン教材の活用など、 以前では難しかった学びが可能になりました。

ただ、現場にいると、こうしたICT化の“副作用”も見えてきます。 例えば——

  • 漢字は読めても、書けない。
  • 英訳の問題をGoogleの自動翻訳に頼ってそのまま書く。
  • 調べて終わり、「自分の言葉でまとめる」ことができない。

実際、文部科学省の全国学力・学習状況調査(令和6年度)では、 国語「読むこと」領域の正答率が 57.7%、複数情報を整理する問題では 41.0%と低迷。

算数・数学でも「思考・判断・表現」領域は 48.5%と半分を切っています。

一見「ICTで便利になった」と言われますが、“手を動かして考える力”が落ちているのが現実です。

Exciaで見える、リアルな子どもたちの姿

私の塾でも、毎年何十人という小中学生を見ていますが、ここ数年で明確に変化があります。

それは、理解力の前に“基礎の定着”が弱くなっているということ。

漢字テストでは、読めるけど書けない。

算数では、文章題になると「かけ算?わり算?」を一か八かでやる。

しかも、たまたま正解してしまうと本人も気づかない。

だから、なぜそうなるかを説明できず、次に似た問題が出ると解けません。

つまり、“考え方”を身につける前に結果だけ追ってしまう。 これが一番怖いところです。

理解が浅いまま進級すれば、当然つまずきます。

特に中2以降の数学・英語は積み重ね科目なので、1学期の抜けが1年先の壁になります。

受け身の学びでは、もう通用しない

とはいえExciaでも、ICT教材も使っています。

たとえば小中生には「aim@」や「eboard」、高校生には「学びエイド」「Dr.Okke」など。

ただし、どの教材を使うにしても、“書かずに勉強すること”は絶対にさせません。

なぜなら、書くことには「思考の可視化」と「記憶の定着」という二つの意味があるからです。

紙に書きながら考えることで、自分の理解の穴に気づける。

そして手を動かした分だけ、理解量・記憶量は各段にUPしていきます。

予測変換に頼る環境では、正しい漢字を「選ぶ」ことはできても、「思い出す力」は育ちません。

今の子どもたちは、そこを抜きにして学んでいるケースが多い。

その差が中学・高校で一気に表に出てきているように感じています。

「勉強の仕方」を知らない子どもたち

もう一つ深刻なのが、「どう勉強すればいいか分からない」という問題。

机に向かっても、何から始めるか分からない。

学校のワークを解いても、答えを写して終わり。 間違い直しの仕方も分からない。

こうした子どもたちに共通するのは、「指示待ち学習」です。

「先生が言ったからやる」「出された課題だけやる」。

これでは、学びがすべて“受け身”のままになってしまいます。

本来、学習指導要領でも重視されているのは主体的・対話的で深い学び。 受け身では成績は一瞬上がっても、長くは続きません。

だからExciaでは、最初の段階から「勉強の仕方」を徹底的に指導しています。

スケジュールの立て方、ノートの使い方、間違いの直し方。

それを習慣化するまでまず付き添うのが、塾の最初の役割だと思っています。

「通塾はあとでいい」では間に合わない理由

小学校高学年〜中1の1年間は、勉強習慣を確立する黄金期です。

ここで差がつくと、のちの高校受験・大学受験まで影響します。

「まだ早い」「今は様子見で」では、もったいないほど時間が過ぎてしまう。

実際に、当塾でも「もっと早く来ていれば…」という声を何度も聞きます。

基礎の抜けを埋めるのに、中2からでは時間が足りない。

特に英語・数学は“戻り学習”の範囲が広く、本人の負担も大きくなります。

だからこそ、早い段階で「学びの型」をつくる。 それが最終的に、自信と学力の両方を支える土台になります。

さいごに

今の子どもたちは、スマホ・動画・ゲーム・SNS… あらゆる誘惑が手のひらの中にある時代を生きています。

情報は手に入る。でも、自分で“選んで、考えて、表現する力”は、放っておいて育つものではありません。

Exciaでは、ICTの便利さを活かしながらも、 あくまで中心は「書いて考える」こと。

書くことで記憶をつなぎ、考えることで理解を深め、そこから成果につなげる。

この原点回帰の学びが、実はこれからの時代にこそ必要だと感じています。

「まだ早い」ではなく、「今だからこそ始める」。

お子さんの学びの土台を整えるタイミングは、まさに今だと思います。

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