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【教育情報】不合格になる受験生の共通点 ─ 失敗から学ぶことの大切さ

不合格になる受験生の共通点|進学塾・進学予備校Excia

不合格になる受験生の共通点 ─ 失敗から学ぶことの大切さ

成功は偶然が絡むこともありますが、不合格には必ず理由があります。
「なぜ落ちるのか」を知り、その共通点を避けることが、合格への最短ルートです。

|進学塾・進学予備校Excia 塾長

塾長からのメッセージ

皆さん、こんにちは。

受験というものは厳しく、時に残酷です。同じように努力しているように見えても、結果が「合格」と「不合格」に分かれてしまいます。
その違いは何なのか。私は18年間で800名以上の生徒を個別指導してきましたが、その経験から言えるのは、不合格には明確な共通点があるということです。

成功の要因は環境や偶然に左右されることもあります。しかし、失敗の要因は必ず存在し、そこから学ぶことができます。
今日は「不合格になる受験生の共通点」を整理し、皆さんが同じ失敗を繰り返さないように詳しくお話しします。

合格と不合格の本質的な違い

合格体験にはドラマがあります。「直前に追い込んで逆転合格」「独自の勉強法で突破」など、読むだけで希望が湧きます。
しかし、それをそっくり真似してもうまくいくとは限りません。なぜなら成功は再現性が低いからです。

一方で、不合格は再現性が高い。
つまり、失敗には必ず理由があり、同じ過ちを犯せば同じように落ちてしまう。
「成功は不確かだが、失敗は確かに理由がある」──これが受験の現実です。

合格体験記に潜む落とし穴

合格体験記には役立つ点もありますが、同時に「誤解を招く要素」も多く含まれています。

  • 出題との偶然の一致:見たことのある問題が出たことで得点できた
  • 環境の優位性:静かな学習環境、経済的に教材を十分揃えられる
  • 制度上の有利さ:指定校推薦やAO入試枠があった
  • 誤解を招く表現:「偏差値50から東大合格」とあっても、入学時には偏差値70近くあった

合格体験記は「読む価値」はあっても「鵜呑み」にすべきではありません。大切なのは、その成功が自分にも再現可能かを見極めることです。

不合格に共通する4つの要因と改善策

ここからが本題です。私が見てきた不合格の受験生には、次の4つの共通点がありました。
そして、これらを避けるために具体的にどうすればよいのかを、初心者でも理解できるように詳細に解説します。

① 学習計画を立てない

学習計画を立てないまま勉強するのは、地図を持たずに山に登るようなものです。
志望校の入試形式や配点を把握せず、ただ勉強時間を積み重ねても効率は上がりません。

改善のステップ:

  1. 志望校の入試形式を調べる 例えば「英語200点・数学100点・国語100点・理科100点・社会100点」という配点なら、英語に時間を多めに割く必要があることが分かります。
  2. 合格最低点を調べる 600点満点の大学で合格最低点が360点なら「平均7割強を取れば合格可能性は高いだろう」と目安ができます。(もちろん、得手不得手で教科による配分も考慮しますが、今は置いておきます。)
  3. 自分の現状を把握する 模試や過去問を解いて、自分の点数を知ります。英語で200点満点中120点なら「あと20点は必要」とわかるわけです。
  4. やるべきことを具体化する 「英単語を1000語覚える」ではなく「毎日30語、1か月で900語」と数字で落とし込みます。

こうして初めて「計画を立てている」と言えます。大切なのは「誰が見ても分かる具体性」です。

② 学校や塾を過度に信用する

学校や塾は大切ですが、すべてを任せきりにすると危険です。集団授業や映像授業は全員向けのものなので、あなたの個別の弱点まで把握してくれるわけではありません。個別指導でも同様です。あなたがいつ何をしていて、どれくらい理解しているのかを100%理解できる先生は存在しません。私も理解のための努力は欠かしませんが、その人を100%理解したなど驕ることはありません。

改善のステップ:

  1. 授業内容を鵜呑みにしない 先生の言葉をそのまま受け止めるのではなく「自分にはどう当てはまるか」を考えます。
  2. 自分の弱点を自分で伝える 例えば「英語長文で時間が足りません」と先生に伝えると、具体的なアドバイスが返ってきます。
  3. 指示を生活に落とし込む 「古文単語を覚えなさい」と言われたら、「毎日20個ずつ→週140個→翌週に確認テスト」とスケジュールに組み込みます。

学校や塾は「味方」ですが、受け身ではなく「自分から活用する」ことで本当の効果が出ます。

③ 過去問演習を十分にしない

「実力がついたら過去問をやる」という考えは誤りです。過去問は実力テストではなく、差を知るための道具です。

改善のステップ:

  1. 1年分を時間を測って解く 本番と同じ緊張感で解きます。できなくても構いません。
  2. 採点して合格最低点と比較する 例えば最低点120点に対して80点なら「40点足りない」と数字で明確になります。
  3. 大問ごとに分析する 「長文は解けたが文法で落とした」など、分野ごとに得点を把握します。
  4. 原因を書き出す 「時間が足りなかった」「単語が分からなかった」と具体的に言語化します。
  5. 次の行動に変える 「解く順番を変える」「単語帳を1日30語やる」など行動に落とします。

過去問は「できるかどうか」ではなく「何ができないか」を見つけるツールです。

④ 記録を取らない

「頑張っているのに伸びない」受験生の多くは記録を残していません。記録がなければ弱点が見えず、同じ失敗を繰り返します。

改善のステップ:

  1. 今日やったことをすべてメモする 例:「英語長文問題集p.12-15を40分 集中度60%」。
  2. 誤答ノートを作る 問題文・自分の答え・正しい答え・なぜ間違えたかを記録。
  3. 週末に振り返る 「今週の勉強は先週より良くなった? どこがまだ弱い?」と自己分析。
  4. 次の週の計画に反映する 例えば「英単語は覚えたつもりで忘れていた」なら「次の週は毎日小テストを入れる」。

記録は努力を見える化し、改善につなげるための最強の武器です。

ケーススタディ:なぜ差がつくのか

生徒A:記録なし・過去問は直前のみ

  • 月100時間勉強したが、弱点を改善できずに停滞
  • 時間配分ミスを修正できず、本番でも同じ失敗を繰り返した
  • 結果:志望校に5点差で不合格

生徒B:ログ・誤答ノート・週次レビューを徹底

  • 同じ100時間でも、誤答テーマを徹底的に潰した
  • 過去問3年分を2周し、時間配分を完全に最適化
  • 結果:余裕を持って合格最低点を突破

教訓:勉強量そのものよりも「記録と分析の有無」で成果が大きく変わります。

失敗から学ぶという発想

まず、ここまで長い文章を真剣に読んでくれた皆さんに心から感謝します。
受験という厳しい挑戦に向かう中で、こうして学びを得ようとする姿勢こそが、すでに「合格への一歩」だと私は思います。

私が尊敬する偉人たちも、失敗の中にこそ学びがあると繰り返し語っています。
例えば、アップルを創業したスティーブ・ジョブズは、こんな言葉を残しました。

「失敗を恐れるな。成功から学べることは少ないが、失敗からは多くを学べる。」
─ スティーブ・ジョブズ

これは受験にもそのまま当てはまります。合格の裏には偶然や環境が大きく作用することがありますが、不合格には必ず原因がある。その原因を学び取ることができれば、次の挑戦では確実に強くなれるのです。

また、プロ野球界で名将と呼ばれた野村克也監督も、よく次の言葉を引用していました。

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。」
─ 松浦静山『剣談』/野村克也氏の好んだ言葉

これもまた、受験そのものです。勝つ(合格する)には説明のつかない幸運が入り込むことがあります。
しかし負け(不合格)には必ず理由がある。だからこそ、私たちは「なぜ負けたのか」を学び、同じ過ちを繰り返さないことが大切です。

そして大事なのは、失敗だけでなく、日常の小さな出来事や悔しさまでも、すべてが「先生」になる可能性を持っているということです。
模試でのミス、部活動での敗北、友達との約束を守れなかった経験──そのすべてが自分を鍛えてくれる材料になります。

受験は決して「勉強の結果」だけではありません。
生活習慣の乱れ、気持ちの切り替え方、人との関わり方もまた、結果に影響します。
だからこそ私は、皆さんに「何もかもが学びのチャンスだ」と考えてほしいのです。

ここまで読んでくれたあなたには、ぜひ「失敗も自分を育ててくれる先生」だと捉えてほしい。
そして、今後の勉強や日常の中で出会うすべての出来事を、自分を伸ばす材料にしてください。
それこそが、受験を超えて、将来にわたって生き続ける力になると私は信じています。

保護者の皆さまへのお願い

お子さまが一生懸命に机に向かっている姿を見ると、「頑張っている」と思いたくなります。
しかし、記録がなければその努力は正しい方向に進んでいるか分かりません

保護者の方にできる最も効果的なサポートは、「記録を一緒に振り返る習慣」をつけることです。
学校や塾の先生に相談する際にも、その記録があれば具体的なアドバイスが返ってきます。

まとめと次のアクション

  • 学習計画を立てること
  • 学校や塾に依存せず、自分で記録・分析すること
  • 過去問を繰り返し解き、時間配分を含めた合格戦略を立てること
  • 記録を徹底し、改善サイクルを回すこと

偶然で合格することはあっても、偶然で不合格になることはありません。
だからこそ「不合格になる共通点」を避けることが、もっとも確実な合格法なのです。

受験生の皆さん、そして保護者の皆さま。どうか「失敗から学ぶ姿勢」を持ち続けてください。
それが志望校合格を引き寄せるだけでなく、人生を切り開く大きな力になるのです。

Exciaでは、学習計画・記録・過去問演習の伴走をしています。
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※引用は一般に紹介される趣旨を示したもので、逐語的な記録ではありません。

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