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【変わったコラム】RPGが育てる“読解力”?|保護者の方へ伝えたいゲームと学力の関係

 

 

 

RPGが育てる“読解力”?
保護者の方へ伝えたいゲームと学力の関係

ドラクエ、FF、テイルズ…物語を読み解くゲームがもたらす意外な学びとは?

こんにちは!このページを見てくださりありがとうございます。
今回は少し趣向を変えて、ゲームがもたらす学びについて、講師としての視点を交えながら書こうと思います。保護者の方の中にも“あ、うちの子にも…”と思ってくださる方がきっといると思います。

ドラクエ、FF、テイルズ…。私自身、子どもの頃はRPGに夢中でした。登場人物のセリフや背景を読み解きながら物語を進めていく体験は、非常に面白く、今でも記憶に残っています。

そして私は、その体験が読解力の土台を育ててくれた一部であると、ずっと感じています。

実際、私はよく面談でも、「ストーリー性のあるゲーム――特にRPGには、子どもの国語力を育てる要素がたくさん詰まっている」とお話しすることがあります。

面談の中で「文章を読むのが苦手で…」といったご相談を受けることがありますが、そうしたときによく話すのがこのRPGの話です。

短時間型ゲームとRPGのちがい

スプラトゥーンやフォートナイトなど、昨今のゲームトレンドは、短時間でプレイできるアクション性の高いタイトルが主流です。

リアルタイムの対戦ゲームやガチャ要素のあるスマホゲームなどは、瞬間的な判断力や反射神経を要する一方で、感情的・衝動的な操作に傾きやすく、ストーリー性や言語的な要素は薄れがちです。中には感情のままに操作してしまう子や、勝ち負けに一喜一憂して自己制御が難しくなるケースも見られます。

それに比べて、RPGは一つの物語をじっくりと読み進め、キャラクターの心情や世界観を理解しながら進めるゲームジャンルです。セリフや説明文を読んで状況を把握したり、選択肢から自分の考えを選んだりするプロセスには、読解力・論理的思考力が自然と必要となります。

もちろん、近年のRPGでもプレイのテンポは上がっていますが、「物語を追いながら遊ぶ」スタイルは健在です。子どもがじっくりと一つの世界に没入し、言葉を通して考える経験は、国語力の育成においても見逃せません。

じっくり読み、考え、選ぶゲーム体験

物語の主人公になって世界を旅し、登場人物たちのやり取りを通してストーリーを進めていくこのジャンルでは、文章を読み取る力や、場面や人の気持ちを想像する力が磨かれていくでしょう。

特に日本のRPGには、膨大なテキスト量があり、キャラクターの心情や状況を理解しながら選択をしていく場面が数多く登場します。このような「読む→考える→判断する」という流れは、まさに国語における読解問題や記述式の問題と同じ構造です。

最近はスキップ機能も充実していますが、教育的観点から考えると、できるだけ使用せずに進められることが望ましいですね。

RPGが育てる“国語的な力”

  • 読解力:セリフや会話文から状況や感情を読み取る力
  • 語彙力:ゲーム内で使われるセリフや世界観に触れることで、日常では出会えない言葉を吸収
  • 論理的思考力:イベントの原因と結果(因果関係)や選択肢の結果を整理して展開を考える力
  • 想像力:描かれていない背景や感情を言葉から補って理解する力

これらは、国語だけでなく、他教科においても重要な“読み取る力”の土台となります。

保護者としてできる関わり方

もちろん、すべてのRPGが教育的とは言えませんし、ただ「遊ばせていれば学力が上がる」というものでもありません。大切なのは、家庭での接し方と声かけです。

お子さまがRPGをプレイしているなら、以下のような声かけをしてみてください:

  • 「あのキャラクター、どういう気持ちでそのセリフを言ったと思う?」
  • 「この後、どんな展開になると思う?」
  • 「ゲームの内容で、一番印象に残ったシーンは?」

こういった問いかけをするだけで、ゲームを“読解と表現”の機会に変えることができます

まとめ:ゲーム=悪ではない。“使い方”が未来をつくる

「ゲームばかりしていて大丈夫?」という不安は、保護者として当然のものです。しかし一方で、RPGというジャンルには、子どもが言葉を通して物語に浸り、考え、自分の世界を広げる力があります。

すぐに答えが出ないものにじっくり取り組む姿勢。感情ではなく言葉を通して理解する力。それらは、今の教育が目指している「深い学び」とも重なります。

Exciaでは、日々の学びの中でも、こうした子どもたちの興味を“学力の種”として育てていく視点を大切にしています。ゲームも、工夫次第で学びのパートナーになり得るのです。

初回のご相談は“教育相談”から

Exciaでは、お子さまの学び方や性格に合ったサポートを第一に考え、初回は教育相談を中心にご案内しています。

その上で、ご希望に応じて体験授業の日程をご提案いたします。無理な勧誘は一切ございません。まずはお気軽にお話ししてみませんか?

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